イベント
PHP地域経営塾 オープンプログラム
PHP嚶鳴塾【温泉と地域づくり】:第1回シンポジウム
「温泉療養保健制度 」を考える〜大分県竹田市の実証実験をめぐって〜
PHP研究所では、これからの地域づくりのあるべき姿を求め、その意思と知恵を繋ぐ場として「PHP嚶鳴(おうめい)塾」を発足し、その第一弾として【温泉と地域づくり】をテーマに取り上げ、活動をスタートすることと致しました。
いま、日本各地の温泉地では、心と身体の健康に寄与する温泉のあり方を求め、様々な試みが行われています。なかでも、大分県竹田市では、高齢化時代の福祉政策、医療政策、グローバル化時代の地域経済活性化策、さらに地域主権時代の政策形成のあり方に一つの方向性を提示する実証実験として、「温泉療養保健制度」をスタートさせています。
今回のシンポジウムでは、大分県竹田市・首藤勝次市長、社団法人日本温泉協会・布山裕一事務局長、NPO法人健康と温泉フォーラム・合田純人常務理事を講師に、竹田市の実証実験を事例として取り上げながら、これからの温泉利用と地域づくりのあり方、その課題と方向性について検討致します。
【論点】
◎竹田市の「温泉療養保健制度」とは何か、現状はどうなっているか
◎温泉資源を活かした地域づくりの新たな展開の可能性とは
〜観光開発・地域活性化から、心と身体の健康・日本人の生き方に寄与する地域創造へ
◎温泉資源を利用していく上での課題は何か、どう克服していくか など
【プログラム】
日時:2月10日(金)14:00〜17:30 (開場13:30)
14:00〜 開会
14:00〜 【問題提起】 竹田市が「温泉療養保健制度」を作った理由
首藤 勝次(大分県竹田市長)
15:10〜 【事例報告】 竹田市「温泉療養保健制度」の現状
林 寿徳(大分県竹田市商工観光課)
15:30〜 【パネルディスカッション】 温泉を地域づくりに活かす〜その問題点と課題
合田 純人(NPO法人健康と温泉フォーラム常任理事)
布山 裕一(社団法人日本温泉協会事務局長)
首藤 勝次(大分県竹田市長)
16:50〜 質疑
17:30〜 閉会
※終了後、会場を替えて、交流会・意見交換会を開催します(自由参加、有料)。
※やむを得ない事情により、講師等が変更になる場合がありますので、予めご了承ください。

| 日 時 |
2012年2月10日(金)14:00−17:30 ※13:30より開場 ※終了いたしました |
| 会 場 |
PHP研究所 2階ホール(東京都千代田区一番町21番地) *最寄り駅は、地下鉄半蔵門線「半蔵門駅」5番出口 *所在地地図 |
| 参加費 |
シンポジウムのみ参加・・・・・・・・・・・お一人様5,000円(税込み)
シンポジウムと交流会・意見交換会に参加・・・・お一人様10,000円(税込み)
*当日、会場受付にて承ります。 *ご請求書の発行、その他につきましては、下記担当までご相談ください。 |
| 定 員 |
100名 ※定員になり次第、お申し込み受付を終了します。 |
| お申込 |
下記「参加申込書」に必要事項を記入の上、Faxでお申込ください。 *折り返し、メールまたはFaxにて「出席票」を送付します。 *お申込後、ご欠席となる場合には、必ず事前にご連絡ください。
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PHP嚶鳴塾【温泉と地域づくり】 第1回シンポジウムによせて
大分県竹田市長 首藤 勝次
「国内初の挑戦」
日本には自然治癒力を高めるために「湯治」という素晴らしい習慣がありました。この世界に誇れる予防医学は経済の成長とともに切り捨てられ、多くの温泉地が団体型、短期歓楽型に変わっていったのです。
一方で、現代人は新型インフルエンザや花粉症など様々な感染症に対しての免疫力が著しく低下してきたと専門家は指摘しています。集団でマスクを付け防御している姿は異様な光景であり、まさにそれを証明していると言わざるを得ません。
さて、竹田市には日本有数の炭酸泉を誇る長湯温泉をはじめ個性的な温泉が数多く湧出しています。現在、本市はこの貴重な地域資源を活かした予防医学と健康をテーマにした中長期滞在型の観光振興を目的として、「温泉療養保健制度」の実証実験に取り組んでいるところです。
九州アルプスからの大地の恵みである豊富な温泉資源と日本屈指のロケーションを誇る久住高原や歴史文化の宝庫である岡藩城下町など温泉療養に理想的な環境をリンクさせて、温泉に浸かって滞在することに保健が適用されるという国内初の画期的なシステムです。
温泉地だからこそ構築できる独自の文化。将来も育むことができる「竹田流現代版湯治文化」の創造は、地域の長年の願いを込めた基礎自治体の新たな挑戦です。本市の挑戦が一つのたたき台となって、それぞれの地域性を生かした「温泉文化」「湯治文化」が日本各地に創造されれば幸いです。
【講師紹介】
首藤勝次(しゅとう・かつじ) 大分県竹田市長
昭和28年、大分県直入町長湯生まれ。51年、直入町役場に入庁、企画・広報・国際交流・文化振興等を担当。平成2年、広報マン全国表彰受賞。10年、直入町温泉療養文化館「御前湯」の初代館長に就任。13年、直入町役場を退職。14年、大分県議会議員に初当選、以後3期務める。16年、国土交通省の第5回「観光カリスマ」に選定される。21年4月、竹田市長に初当選、現在に至る。日本随一の炭酸泉・長湯温泉を核に農業など地場産業への波及効果もねらう「温泉療養保健制度」の施行、農業の担い手確保・育成に向けた「農村回帰支援事業」や農産品の販路開拓に向けたアンテナショップの展開、城下町再生に向けてまちに歴史を埋め込む「エコ・ミュージアム構想」の推進、廣瀬武夫や滝廉太郎など先人の縁を介した「ローカル外交」への取り組み、市民の紐帯の核となる地域学「竹田総合地域学センター由学館」と「竹田総合学院(TSG)」の創設など、注目すべき施策を次々と打ち出している。
〔大分県竹田市〕
「TOP運動」(*)を基軸に市独自の政策展開を推進しており、その中核的プロジェクトとして、市内温泉地での一定期間以上の宿泊を公費助成する「温泉療養保健制度」を2011年度からスタートさせた。また、400年の歴史を有する城下町の再生、同市が生んだ廣瀬武夫など先人の縁を介したロシアやドイツの諸都市との「ローカル外交」等とともに、歴史・文化など地域資源に立脚しつつ、グローバルな視野に立ったまちづくり戦略を展開している。厳しい経済・社会環境の下でも、地域の潜在力を遺憾なく発揮しようとする同市の挑戦は、刺激と学びに満ちている。
TOP運動…T=竹田・Try(挑戦)、O=オリジナル・オンリーワン、P=プロジェクト。
竹田市ならではの地域力、人間力、行政力をフルに発揮していこうとする運動体。
合田 純人(ごうだ・すみと) NPO法人健康と温泉フォーラム常任理事
昭和24年生まれ。昭和61年の設立から平成7年まで、健康と温泉FORUM実行委員会事務局長を務めた。世界保健機構(WHO)と公式関係をもつ国際温泉気候連合(FITEC)の、アジア・太平洋協議会(FAPAC)事務局長も1988年の設立以来兼任し、国内のみならず、アジア太平洋地域の温泉の健康利用と温泉保養地の啓蒙普及に務めている。豊富な海外視察の経験を活かし、イタリアやイスラエル、ペルー等の保養地を広く雑誌や新聞でPRし、温泉のグローバル化を積極的に進めている。著書に『温泉からの思考』(森繁哉との対談集。新泉社)など。
布山裕一(ぬのやま・ひろかず) 社団法人日本温泉協会事務局長
昭和34年生まれ。流通経済大学非常勤講師、大阪観光大学客員研究員、日本温泉地域学会理事、総合観光学会理事。著書に、『温泉−歴史と未来−』、『温泉―自然遺産と文化遺産』(ともに共著。日本温泉協会)、『温泉観光の実証的研究』(御茶の水書房)など。
PHP嚶鳴塾【温泉と地域づくり】の目的
●PHP嚶鳴塾【温泉と地域づくり】では、地域主権時代を迎えて、地域特性を活かしたこれからの地域経営、地域づくりのあり方を追究します。とくに、温泉利用による地域経営のあり方を、各地域の実証実験を重ねながら、衆知を集めつつ、官民一体となって模索していきます。
●「心と体の健康」(予防医学)に寄与する本来の温泉のあり方を再認識し、これを根底とした温泉地の地域経営の具体的方法を、実証実験を通して試行錯誤し、その実現に向けた具体的施策とともに課題や問題点を抽出し、広く社会に提言していきます。
●「嚶鳴(おうめい)」とは、詩経の言葉で、「鳥が鳴き交うように、仲間が集まって学び、学びあう」という意味。毎回、講師を中心に参加者全員で議論します。
(今後の開催予定)
今年度は、シンポジウム等を4回程度開催する予定です。
〔本件に関するお問い合わせ先〕
(株)PHP研究所 PHP地域経営塾 担当:寺田(PHP嚶鳴塾内容)、植草(経理関係)
Tel:03-3239-6222 受付時間 10:00〜18:00(平日のみ)
Fax:03-3239-6273 E-mail:oumei@php.co.jp